関東インカレ結果 駒澤大学

駅伝

第100回関東インカレが始まろうとしている中、箱根駅伝の10区で大逆転を演じた石川選手が逮捕されたとのニュースが流れました。石川選手がなぜが逮捕されたのか、まだ詳しくわかっていません。逮捕のタイミングも関東インカレの直前と最悪なタイミングでしたが、そんな中、駒澤の選手たちは大活躍をしてくれました。

エントリーメンバー

田澤選手がエントリー漏れ、逮捕による石川選手の欠場、日本選手権の疲れが残る鈴木芽吹選手が5000mのみとなったことなど決して磐石なエントリーではなかったと思います。また個人的には円選手や中島選手、赤星選手2、3年生の新戦力が見たかったですが、ロードに強い安原選手が5000mにエントリーされたことで、今後に期待が持てます。

ハーフマラソン

読売ランドの周回コースで行われた20.8kmという非公認コースでのレースでしたが、花尾選手が1:02:00で2位に入りました。1位の青山学院の西久保選手と秒差なしの2位ということで惜しいですね。昨年の全日本大学駅伝では区間11位とほろ苦いデビューで、体つきも肉が付きすぎてるという印象もありましたが、箱根7区でトップとさを広げられる悔しい走り(それでも区間4位は立派ですが)を経て、体格もだいぶ絞れてきており、安定感が出てきています。柏原選手が、文化放送で「大八木さんは花尾くんのことを話す時にニコニコしている」と言っていたそうですが、順調にエースクラスに成長しつつあります。

他にも箱根8区4位の佃選手が7位と入賞していますが、アップダウンに強いと思われた佃選手に対しては、世間の期待はもっと高いのではないでしょうか。4年生最終学年ですのでこれからに期待をしましょう。

また9位に山野選手が入っています。決して悪い順位ではないのですが、個人的に期待している選手なので、優勝争いをして欲しかったです。中位安定してしまっている印象があるので、もう一皮向けて欲しいところです。

10000m

東国大のヴィンセントが独創する中、唐澤選手が28:05(日本人1位)で3位表彰台となりました。唐澤選手は花咲徳栄3年時の都道府県駅伝の4区区間賞で一気に有名になった選手ですが、この選手が3大駅伝未出場というのが駒澤の恐ろしいところです。しかもこの短い期間に28分一桁を2回も出すというのは本当に実力がある選手だと思います。

そんな唐澤選手が練習では、同級生の鈴木芽吹選手やエース田澤選手に及ばないというのが信じられないくらいの強さですが、明治の鈴木聖人選手、手嶋選手、青学の近藤選手、國學院の藤木選手など錚々たるメンバー相手に日本人1位をきっちりと取るあたり、勝負強さも感じます。駅伝シーズンが今から楽しみです。

一方で、赤津選手は28:55の17着という厳しい結果でした。28分台で走っていますが、同級生の唐澤選手より50秒遅れと考えると、まだまだかなと思います。ただ赤津選手もまだ2年生で十分立派な成績なのですが、鈴木芽吹選手や唐澤選手、花尾選手などがすごすぎて目立たなくなってしまっています。他にもタイム的には白鳥選手や青柿選手などこの学年だけでドリームチームのような様相ですが、身近にこれだけ強いライバルがいる環境はなかなかないので、切磋琢磨して、3大駅伝デビューを果たしてほしいです。

1500m

蓮沼選手が3:52:99で2位表彰台という結果となりました。さすがこの距離は強いですね。立教のミラー選手が強かったこともありますが、蓮沼選手は昨年のインカレでは優勝していますから、最終学年で2位という結果には本人は満足できていないと思います。ただ駒澤で1500mで関東インカレで勝てるような選手は油布選手以来だったのではないでしょうか?(記憶違いならすいません)蓮沼選手は5000mでも13分代を持っていますので、出雲でのエントリーに期待をしたいと思います。

3000mSC(予選)

大西選手が9:00:85の自己ベストながら予選落ちとなってしまいました。応援している選手だったので残念です。西脇工業から加藤淳選手(現住友電工)を追って入ってきた、いわゆる’谷間世代’と呼ばれた世代の選手ですが、花崎選手が箱根後に「同級生の大西選手も同じくらいの練習ができている」というようなことを言っていたこともあり、今年度の駅伝シーズンでのエントリーも期待したいと思います。

5000m

3着 唐澤選手 13:53:11(日本人トップ)

4着 芽吹選手 13:53:33

14着 安原選手 14:22:04

唐澤選手は圧巻でした。絶好調ではなかったかもしれませんが、芽吹選手、明治の鈴木聖人選手をきっちり押さえて、10000mに続いて日本人トップ。唐澤選手はロードの印象が強かったのですが、ラストのスピードもあることを証明してくれましたし、終わった後も余裕を残している様子が伺えました。タイムは気にせず勝つことだけを考えていたのでしょうね。非常にクレバーな印象を受けます。

いずれにしても田澤選手、芽吹選手、唐澤選手が駅伝にあと何回出てくるのか考えるとライバル校は嫌になりますね。

鈴木芽吹選手は日本選手権の疲れもあったことを考えると、十分な結果だと思いますが、勝ち切れない悔しさがあるでしょう。ただ勝ちきれない相手が法政の鎌田選手、仲間の田澤選手や唐澤選手というトップレベルの選手であることを考えると、全く悪い成績ではありません。今の駒澤選手層は本当に凄まじい選手層です。

安原選手は残念な結果でしたが、そもそも5000mにエントリーされたことが意外でしたが練習の状態が良いという噂も聞こえてきますし、全国高校駅伝でも1区で29分台で好走している選手なので、今後のロードでの活躍を期待しています。

総評

関東インカレだけでは、駅伝シーズンの実力を図ることはできません。昨年準優勝の創価大学や、駅伝シーズンになると無名の強い選手が必ず出てくる東洋大学や、選手層と総合力の高い青山学院大学などライバル校の動向も気になるところですが、控えめに言っても今の駒澤はかなり強いと思います。駒澤だけに限って言えば今の2年生は歴代最強となる可能性もあると思います。過去にも宇賀地世代のカルテットや、上野千葉世代など乱獲と批判され強い選手が揃った世代はありましたが、選手層が薄く総合力で他大に勝てなかったり、「速いけど強くない」と駒澤ファンからも揶揄されたりと、どうしても勝ち切れるイメージがなかったのですが、今の駒澤はそれらのイメージを覆す強さがあります。これから夏合宿を経てまた一段と強くなった駒澤に期待をしたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました