投資初心者でもわかる積立NISAのメリット

積立NISAは税金が引かれることなく、最長20年まで非課税で投資できる優れた制度であることは述べましたが、中長期的に資産を増やしていける可能性が高く、分散投資が可能な積立NISAから始めてみたいと考えている投資初心者も多いと思いますので、より深堀った解説します。

そもそもNISAとは

2014年に始まった制度で、毎年120万円の非課税投資枠が設定されることとなりました。元々はイギリス国民の50%以上が利用している「ISA(Individual Savings Account)」という制度をモデルとして作られたので、「日本版ISA」として始まりました。

その後2016年から19歳以下を対象とした「ジュニアNISA」、2018年からは長期投資に適した「積立NISA」が開始しました。

投資をやっていない人にはあまりピンとこないかも知れませんが、我々が銀行に預けている預金の金利に対しても税金20.315%は引かれていますし、株式で利益を出しても同様の税金が必ずかかります。なので仮に100万円の利益が出た場合、税引後は796,000円になってしまうのですが、NISAを活用していると、20.315%の税金が免除され、100万円がそのまま利益となる税の優遇措置です。

投資をしないのであれば関係ありませんが、投資を始めるのであればこの制度を使わない理由はむしろ無いくらい有効な制度です。

NISA口座数

2020年12月時点の口座数

  • NISA :1,221万1,468口座
  • 積立NISA:302万8,259口座
  • ジュニアNISA:45万4,614口座

積立NISAについては特に20代、30代の口座開設数が急増しているとのことです。

積立NISAで選べる投資信託

NISAと比べると積立NISAの商品数は少ないのが特徴ですが、これは決して悪いことではありません。金融庁が定めたガイドラインに合致しているものだけが対象となるので、本当の意味で厳選されたものとなっています。

この制度が始まる際には「証券会社だけが儲かって国民が損をするような仕組みになるのでは?」という噂もありましたが、いざ開始してみると、

  • 販売手数料が無料(ノーロード)
  • 信託報酬(保有手数料)も一定水準以下

という基準が明示されたため、厳しい基準をクリアした商品のみが残っています。ETFと比較するとどうしても高く感じてしまいますが、それでも十分に良心的です。

特に各国の平均指数であるS&Pや日経平などと同じ値動きをすることを目標としたインデックスファンドが数多く設定されていますが、それぞれの国の主要銘柄に分散投資しているのと同じ状況になるため、知識や技術がほとんど要らず、損失リスクを最小限に抑えることができます。

若者こそ積立NISAがオススメの理由

「積立NISAとNISAどちらがおすすめか?」という質問を受けることがありますが、それぞれメリットがあり個別株の売買を一程度するならNISAなら良いと思いますが、初心者には「積立NISA」の方をお勧めします。

前述の商品の分散だけでなく、「ドルコスト平均法」により時間の分散投資ができるメリットがあります。ドルコスト平均法が、毎月一定金額で買うため、高い時は購入量が少なくなり、安い時には購入量が多くなります。これにより毎日相場を見て一喜一憂する必要もありませんし、今が買い場なのかと悩む必要もありません。投資が本業という人ならともかく、投資初心者や、本業がある人、他に趣味がある人などは、放置プレイが可能なこの制度をお勧めします。

また20代、30代の若手にとっては10年、20年という時間が強い武器となります。仮に毎月33,333円(年間40万円を月割り)を積み立てて、運用利回り4%で20年間、運用した場合のシミュレーションは以下の通りとなります。

  • 投資金額:7,999,920円(約800万円)・・①
  • 運用益:4,167,720円・・②(内、非課税によるメリット : 833,544円)
  • 運用評価額:12,167,640円・・①+②

積立の威力と非課税メリットの両方がご理解いただけることと思いますが、運用利回り4%でもこれだけの威力があります。

また年間40万円(月33,333円)x20年が上限となっていますが、あくまで上限であって、毎月1,000円からでも積立が可能なので、手元のキャッシュが少ない人は少額から始めることも可能です。

口座の開設の仕方

証券口座と積立NISA口座の開設が必要となりますが、多くの証券会社ではまとめて口座開設ができると思います。積立NISAの口座開設が可能なのは、①ネット証券 ②大手総合証券③銀行などがあり、それぞれ商品数や少額積立の条件などが異なりますが、概ねネット証券に優位性があり、普通にインターネットが使える人でスマホを使用する人であれば、ネット証券一択です。

楽天証券かSBI証券のどちらかにしておけば間違いないと思いますが、自分がどちらの経済圏によりハマっているかで決めても良いですし、サイトの好みで決めても大差はありません。

ちなみに私は楽天証券で、楽天銀行から楽天カード経由で毎月引き落としをしてポイントを貯めています。

積立NISAのメリットまとめ

  • 年間40万円x20年の運用益(売買した儲け)が非課税
  • 投資信託の購入手数料がゼロ円
  • 保有する手数料である信託報酬が低水準
  • 金融庁が厳選した会社、商品に限定されているのでリスクが軽減される
  • 毎月少額(100円〜1000円)からでも積立ができる
  • 現金が必要になったり、止めたくなっても簡単に止められる
  • 手間をかけることなく、時間をかけて資産形成ができる
  • 相場の変動をあまり気にすることなく普段通りの生活が送れる
  • 定期的にチェックすることで投資の知識も身につけることができる

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