投資初心者が読むべき本(バビロンの大富豪の教え)

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最近漫画化もされて人気が再燃しているようですが、著者のジョージ・S・クレイトンがバビロンを舞台にした人生哲学的寓話をパンフレットという形で仲間に配布していたものを取りまとめた本です。物語調で描かれているので非常に読みやすく、金持ち父さん貧乏父さんの中でも紹介されている良書です。たくさんの教えがあるのですが、特に良いと思うポイントに絞って解説をしていきます。

物語はバンシアという戦車職人がいくら働いても裕福にならないことを悩み、友人達とともにアルカドというお金持ちに知恵を授かりにいくところから始まります。アルカドは自身が金持ちになるきっかけをくれたアルガミシュという金貸しから教わったことをバンシア達に説明していきます。

稼ぎの十分の一を自分のものとしてとっておく

アルガミシュからのアルカドへの最初のアドバイスですが、これにはアルカドも「たったそれだけのことですか?」と聞き返しており、非常にシンプルなことですが、アルガミシュは「お金を使う(支払う)こと=他人のために働いていること」だとしており、「自分のために」残すことの重要さを説きます。実際に試してみたアルカドは十分の一のお金がなくても、生活が以前と変わらないことに気づきます。

ただ、この話を聞いたバンシア達も「そんなことで金持ちになれるなら全員が金持ちになってる」と反論します。これに対してアルカドは、「十分の一を自分のためにとっておくと自分に言い聞かせることが重要で、それが増えていくと心が豊かになり、もっと稼ごうと努力するようになるのだ」と説きます。

自分の欲求と経費を混同しない

自分たちが「必要経費」と思い込んでいるものは、収入の拡大とともにどんどん大きくなるとアルカドは言っています。つまり「欲しいもの」と「必要なもの」と混同しないように気をつける必要があり、お金を使う時には「100%使う価値があるものでなければならない」としています。

また日常のつまらない欲求から守ることで、自分が一番大事にしている欲求がわかり、その欲求を叶えるための予算を組む必要があるとも言っています。

個人的にはこの言葉が一番印象に残っており、この本を読んで以来、買い物の際に自問自答をする習慣をつけるようにしています。

貯めたお金は寝かさず働かせる

財産とは財布の中にあるお金のことではなく、金の流れこそが財産であり、貯めたお金は最後の一銭まで働かせることで、途切れることなく財布に富が流れてくるようにすることを説いています。この本では独特の表現で、「お金を自分の奴隷として働かせる」という表現をしています。

これは金持ち父さん貧乏父さんでも同様のことが語られており、キャッシュフローを産む仕組みがいかに重要で、現代で言えば、実質ゼロ金利の銀行に寝かせておくのはもったいないということです。

損失という災難から貴重な財産を死守すべし

貯めたお金を増やそうとして結果として他人にプレゼントしてしまったとして、フェニキア人への宝石を買い付けを煉瓦造り職人に頼んでしまった失敗が紹介されています。

現代ならそんなわかりやすい失敗はあまり考えられませんが、貯めたお金を無意識に他人にプレゼントしてしまったというケースは現代でも起こりえます。

  • 突然連絡をしてくる学生時代の知人からの怪しい投資話
  • 証券会社や銀行が勧めてくる手数料の高い商品
  • 「これだけやれば儲かる」的な怪しい情報商材
  • 「流行っている」と消費行動を煽る各種メディア
  • お金だけでなく時間も奪う職場の無駄な飲み会

なども、現代においては、自分の財産を奪う敵となりえます。

まとめ

この本が書かれた1920年台とは時代や環境が異なっていますが、普遍の原則や人生哲学の言葉が多数あり、現代においても役立つ考え方が多く記された有益な書です。記載されていることはシンプルですが、腹に落とし込み、自分の知恵として行動して行けば、必ず財産を築くことができると思います。

最後に本書の冒頭に記載されている印象的な言葉を紹介させていただきます。

  • 富とは、この世での成功を計る尺度となるものである。
  • 富とは、この世で手にすることのできる最高の楽しみを可能にするものである。
  • 富とは、手に入れるための単純な法則を理解し、それを守りさえすれば、いくらでも手にできるものである。
  • 現代における「富の支配法則」とは、バビロンの市街に裕福な人がひしめいていた数千年前の法則と、少しも変わるものではない。

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