確定拠出年金(企業型DC)はやるべきか?

投資

景気の良い頃は、定年まで働くと、退職金を受けとることがあたり前でしたが、2001年から確定拠出年金が始まり、企業が掛け金を前払いし「退職金を自分で運用する」ことで、運用成績によって退職後に受け取る金額が変わるようになりました。

企業によっては確定拠出年金で運用するか、同額を給与所得として受け取るかを選べるところもあると思いますが、以下のメリット・デメリットを勘案した上で判断すると良いでしょう。

メリット

ドルコスト平均法でお手軽に資産運用ができる

通常、資産運用などを行う場合、証券口座を開き、使い方を自分で学ぶなど各種手続きをする必要がありますが、これらの面倒な手続きを会社が代理でやってくれるため、商品を選ぶだけで良いという手軽さがあります。また毎月の給料から天引きされるので、あまり難しいことを意識することなく、お手軽に資産運用をすることができます。

掛け金が税額控除の対象となる

掛け金は給与としてみなされず、税額控除と対象となり、税金も社会保険料も引かれることなく、積み立てることができます。仮に「元本保証型」商品を選択し、運用益がなかった場合でも、この税額控除のメリットを享受することができます。

投資で得た利益にかかる税金が非課税となる

通常の株式投資や投資信託では、売買で利益が出た際には、20.315%の税金がかかりますが、これらが非課税となるので、利益が全て自分のものとなります。

60歳以降引きだす際にも受け取り方法によって税軽減がされる

受け取り方には、一時金、年金、併用の3種類があります。一時金を選んだ場合には、「退職金控除」の対象となります。別で退職金を受け取る場合、これらの合計が退職所得控除額(収入、金属年数によって異なる)以内であれば、全額非課税となります。

デメリット

60歳まで引き出すことができない

途中解約や脱退は通常はできません。直近でお金が必要な方は別途資金を用意しておく必要があります。

自分で商品を選択する必要がある

確定拠出年金では、自分自身で投資信託を選ぶ必要があります。投資に慣れていない方は、何を選べば良いかもわからず、ある程度、投資の勉強をする必要があります。

運用結果によっては将来の受取額が低くなる

運用の結果によって、うまく行けば利益を得ることができますが、逆に積み立てた掛け金よりも資産が減ってしまう可能性もあります。

運営機関を自分では決められない

運営機関は企業側が選ぶため、必ずしも魅力的な商品や自身のニーズにマッチする商品があるとは限りません。

マッチング拠出とは

企業型確定拠出年金では、会社が出してくれる掛け金に加えて、自分が追加で掛け金を上乗せすることで、さらに多額での運用が可能になります。この場合、上乗せした掛け金も税額控除と対象となるというメリットがありますが、こちらも基本的には60歳まで引き出すことができないというデメリットもあります。ただマッチング拠出制度自体が自分の会社で実施しているかは確認する必要があります。

まとめ

確定拠出年金をやるかどうかは、個々のライフスタイルによりますが、60歳まで引き出しができないというデメリットについて特に問題がなく、何か投資を始めてみたいという人はやってみても良いと思います。もし途中でお金が必要になる可能性が高いのであれば、掛け金は給料として受け取り、積立 NISAで運用するのも良いと思います。くれぐれも投資は自己責任にて、自身の環境を踏まえて判断ください。

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