投資を続けてよかったこと

投資

投資を始めてから損をしたり、完全にやめてしまったりした時期もありますが、今振り返って見て投資を続けてきて本当によかったと思っています。

単に資産が増えたこと自体もよかったと思っていますが、そのプロセスを経て自分自身の悩みが解決されたり、思慮深くなったことなど副次的な成果もありましたので、自分なりにやってきてよかったと思えることを解説したいと思います。

将来不安が緩和された

私は氷河期に就職しているのですが、当時の世の中では「年金崩壊」だとか「会社が社員を守ってくれる時代は終わった」というようなことが言われていたこともあり、「仕事を頑張っていれば将来無事に暮らせるのだろうか?」という漠然とした不安が常にがありました。

また当時の会社の上司たちは会社まで1時間以上かかる郊外の家のローンと子供の教育費に追われていて、小遣いも少ないはずなのに、飲み会では奢ったり多く出すのが慣例となっていたことから、会社の経費をくすねる事ばかりを考えているようなせこい人が多く、見ていても悲しくなりましたし、自分もいずれああなるのかと将来に悲観的になっていました。

しかし投資で給料以外の収入確保が可能だと知ったことで、「将来は他の同期よりも皆に奢ることができるぞ」とか「自分は都心に家を買えるかも」などと希望を持てるようになりました。後にこの考えも変わっていきますが、それまで冷ややかに見ていた諸先輩方のような人生は送らなくても良いかもと思えただけでも気持ちがだいぶ楽になりました。

会社に人生を捧げなくても良いと割り切れるようになった

入社したての頃は、朝から晩まで会社にて土日も出社しているような仕事人間になることが嫌だったので、そこまで出世をしたくないと思っていましたが、会社員にとって懐を潤すことができるのは給料だけで、それを増やすためには評価されて出世するしかなく、無意識にその流れに乗せられてしまい、気づくと深夜残業が常態化し有休を取らない典型的な仕事人間になってしまっていました。

会社というのはよくできていて、ちょっとずつ決裁の権限をもらえるようになると、途端に仕事が面白くなったりするので、私はこの流れに見事にハマっていきました。

ただそれなりに楽しみながらやっていたとはいえ、プライベートを犠牲にして頑張っても自分が欲しい評価は得ることができず、かけるパワーに対してリターンがあまりにも不確実だし報われないと不満を持っていました。

一方で投資の勉強のために週末に本を読んだりチャートを見ていると、それだけでも世界が広がったような気持ちになり、それなりに利益も出せるようになってきました。

今でも会社を辞めれるほどの利益を出せているわけではありませんが、会社というところは一生懸命やっていれば必ず評価されたり給料が増えるわけではないので、仕事以外の勉強をし、それらを本業にした方がコスパが良いのでは?などと考えるようになりました。

現実には今でも会社員も継続していますが、自分の中にそういった選択肢が生まれ、心の余裕ができたことは会社に全てを捧げなくても良いのかもと考える良いきっかけとなりました。

時間やお金の使い方が変わった

投資を始めた頃は、儲かったら毎日後輩を連れて飲み歩いて、休日は外車に乗ってドライブをなどと妄想をしていましたが、投資の勉強をするに連れて、時間やお金を費やすことで得るリターンは何なのかと考える習慣がつきました。

その結果、最もお金を使っていた飲み会も最小限に留めるようになり、潰れるまで飲んだりタクシー帰りすることもやめました。

当時の飲み会は、上司が奢ったり多めに払う代わりに、部下は上司のよくわからない持論や武勇伝を聞くことに耐え、上司を褒めることで、双方ちょっとだけ近づいた気持ちになるというトレードになっていたのですが、双方にとってこんなにコスパの悪い投資は今考えても他に類を見ません。民主主義国家の先進国で他にこんな国はあるのでしょうかね?

もちろん全てがコスパで測れるわけではないので、散財することもありますが、一旦立ち止まって得られるリターンを考える習慣をつけるだけでも私自身の人生の考え方が大きく変わりました。

世の中の「当たり前」を疑うようになった

当時の投資関連雑誌やネットで有名になりつつあったカリスマ投資家ともてはやされた人たちが九段会館に集まる有料の資産運用セミナー(@5000円)に行ったことがありますが、6人くらいが40分くらいずつ話す長丁場のものでした。

内容は、偽物独特の空気感というか、それこそ「だからそのとき俺は社長にガツンと言ってやったんだよ」的な上司の創作武勇伝と同じ匂いがプンプンするものでした。

なぜかメモを真面目にとっている参加者もいましたが、途中で退出する人も多数いました。こんなセミナーではリピーターはいないでしょうが、それなりにメディアにもてはやされて投資の世界では名が売れてるので、セミナービジネスとして全国行脚すればそれなりに儲かるんだろうとある意味では感心しました。

お金にまつわることの多くは、一般人のためではなく、利害関係者のために作られた仕掛けが多いこともわかってきました。今では「やってはいけない投資」の代表格として有名になった「銀行で買う投資信託」もその一つです。

当時は安定の職業の代表的なものでもあった銀行がそんなアコギな商売を平気な顔でしていることに驚きましたが、胡散臭い成功者だけでなく、世の中には「公的な」ふりをして一般人からお金を掠め取ろうとしているケースがあることもわかったことは本当に良い経験でした。(まぁその最たるものが税金なのでしょうが)

お金のことに限らず、世の中の「当たり前」を疑い、自分で可能な限り情報を集め、慎重に判断する習慣がついたことは一番の成果と言えるかもしれません。それでも失敗することもありますけどね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました