社会人になって気づいたこと

仕事・会社

実際に会社に入ってみて、思っていたのとイメージが違ったということはよくあります。入った会社で人生が大きく変わるという意味では高校や大学選択とは比較にならない運ゲーとも言えます。その中で特に強く思ったことを書いていきます。

希望する業務ができるとは限らない

希望する部署に行けるかは運次第です。また仮に希望の部署にいけたとしても、イメージしていた仕事とは全く違うということも珍しくなく、定期異動でいずれにせよ3年程度で別の仕事に異動していきます。様々な部署や業務を経験する中で、自分の得意分野がわかってきたりすることもありますし、時勢に応じてその部署や業務が無くなったりするので、あまり強い思い入れは持たない方が良いでしょう。

「みんなで何かを達成する喜び」は幻想

「営業目標が達成できた!これもみんなのおかげだ!今後も一心同体で頑張ろう!」的なノリが好きな偉い人多いですが、こういう人は要注意です。逆に達成しなかったら、親の仇のごとく攻めたててきます。「一体感」や「家族のような付き合い」を求めてくる会社はロクでもありません。また経験上、一体感というものは自然と出てくるもので強要されて演出されるものでは意味がありません。

またこの手の綺麗事を言うタイプには、パワハラ上司が多く、部署の状況が悪くなると会議で特定人物を吊り仕上げたりします。Facebookが流行った頃に、「うちのメンバーは最高です」「みんなの笑顔が見たい」などと綺麗事を呟いていた人たちが全員パワハラ有名人だったことから、綺麗事を言う上司は私は信用せず距離を置くこととしています。そもそも売り上げ達成しても次年度はそこにさらに目標が増えてくるのが会社員の世界で、利益を按分してもらえるわけでもなく、気持ち程度の査定が上乗せされるだけです。長くいるとわかりますが、経営からすると、若手社員は気分良くさせてコキ使いたいと言うのが本音で、一体感による感動を演出し感情を麻痺させながら夜遅くまで気分よく働かせることができるのが一流のマネジメントなのかもしれません。

経験則から若干穿った見方となりますが、パワハラ上司はさておき、経営者はそれくらいの演出ができないようではダメだと思います。

就活時に質問しにくい「給料」「有休」「福利厚生」は非常に重要

就活の時には初任給が気になるものですが、しばらく会社にいると、各種待遇の重要性が身にしみてわかってきます。「1000万円プレーヤーが必ずやっている朝の習慣」などの記事が出ますが、入った会社で将来的にもらえる給料がほぼ決まりますので、意味はありません。これは出世することで多少の差は開きますが、仕事ができるから出世するわけではない日本の企業では、入り口でどの会社に入るかが非常に重要です。家族ができた時に養っていける収入があるのか、家賃の補助はあるのか?単身赴任になった時の処遇、退職金の具体的な金額イメージ、残業の多さ、実際の有休のとりやすさ、物事の決定プロセスなど事前に知っておくべき重要なことが多いのですが、これらは会社案内などには記載されていないので、OBOG訪問などで遠慮することなく絶対に聞くべきです。当然正直に答えてくれない可能性もありますが、反応を見て自分で見極めるしかありません。ただ「最初に聞きたいことが給料のことなのか?そんな学生は要らないんだよね」とこういった質問を学生から聞きにくくしている風潮が世の中全体にあるように思います。ただ入ってみて納得がいかずに転職するというのはもったいないので、勇気を振り絞って事前に確認すべきです。

学生時代には会ったことのないような嫌な奴がいる

「合わない」と言うレベルでなく、信じられないような嫌な奴がいます。いるだけで周囲を不愉快にさせ、他人の足を引っ張り、立場の弱い人をいじめ、権力者には媚びるというような奴です。高校の同級生同士で飲むとこの話になるのですが、どの会社でもあるある話だそうです。。ただ我々自身も他人からみて「嫌な奴」になっている可能性も当然ながらあるので、お互い様かもしれませんが。そういう人が上司や同僚だったりするとそれだけで毎日が憂鬱になります。

また上司というものは皆それなりに経験を積んでいて優秀だと思い込んでいましたが、必ずしもそうではなく、基本的な論理構築すらできない人も多いです。売り上げが落ちた理由を「雨のせい」と公の会議の場で言っている人を見た時に衝撃を受けましたが、周囲もフムフムうなづいていることに倒れそうになりました。体育会(運動部)出身の中でも性格の悪い人は特に性質が悪く、上にはヘーコラするくせに、部下には「人事権」という強い武器を持って、理不尽な統率をしようとしてくるわけですから、日本のサラリーマンのストレスはどんどん蓄積し、幸福度は上がらないわけです。もし尊敬できる同僚や上司がいる人は本当に幸せだと思います。

上司と同僚が会社人生の幸福感を決める

会社にいくのが楽しい、仕事が楽しいと思えるかどうかは、業務内容や職種、働く場所ではなく、上司・同僚との相性によるものが大きいです。人間関係がよければ夜遅くまでの残業や、顧客から怒られるような仕事でも意外に耐えられます。なので自分が精神的に厳しいと感じたら、すぐに異動希望を出し、環境を変えることを考えるべきです。その際、異動理由も「あの上司が嫌だから」とは言わず、「新たな経験をしたい」など前向きな言い方をし、嫌な上司との間に禍根を残さないようにすべきです。いつかまた一緒に働く可能性もありますので。

パワハラ上司に対して会社はあまり対応してくれない

訴えても会社(人事部)は本気では守ってくれません。というかパワハラ加害者である上司がしらばっくれた場合、手の打ちようがありません。そもそも「厳しい指導」と「パワハラ」の境界線は曖昧で、会社は、よほど明確な事象でなければ具体的な対処がしにくいという側面もあります。身も蓋もない言い方ですが、会社が評価している人がやったら「指導」と判断され、そうでない人がやると「パワハラ」となると考えても良いと思います。このような理不尽は社会では当たり前にありますので、いちいち腹を立てているとキリがないのですが、若手も信頼されたいなら普段から信頼を積み重ねていくしかありません。業務態度が悪かったり、意識が低い人は何を言っても信用されません。またパワハラをする人は自分では「指導・育成しているつもり」なので意外に悪意はなかったりします。時代も変わってきていて理不尽なことはだいぶ減ってきてはいますが、より陰湿になってきているようにも思います。やばいと思ったら短期的な評価は捨ててでも異動希望をすぐに出すべきです。

同期が仲が良いのは最初だけだが、普通に話せる同期は必要

私が入社した後も同期同士で仲良く遊んだりしていたのですが、先輩方からは「3年続かないよ」と言われていました。実際には5年くらいは皆仲が良かったですが、それ以降は縁遠くなっていきました。仲が悪くなったわけではなく、それぞれのライフスタイルができたからだと思います。ただ今でも仲良くしている同期は、仕事面での情報交換や、似たような悩みを話あえる貴重な存在です。1、2名でも良いので気の合う人を大事にしたほうが良いと思います。

男の嫉妬は面倒で粘着質

上司や同僚に嫉妬を買うと、間違いなく足を引っ張られます。嫉妬を買うケースは、社内プロジェクトに選ばれたとか、取引先や同僚から人望があるなど様々ですが、一番多いのは異性関連のネタが非常に嫉妬を買いやすいです。どんなコミュニティでも女性の輪に簡単に溶け込み、いやらしさも感じさせずに自然に会話ができる女性慣れした人がいますが、こういう男性はおじさんたちの嫉妬を間違いなく買います。プライベートで飲みに誘うなどは個人の自由なのでとやかく言われる筋合いのものではないですが、全然関係ないところで嫌がらせをされるというようなことは多々あります。おじさんたちは「俺はもう女性と飲みにいくとはそういうのは卒業したよ」と表面上は言いながら、女性から慕われたい、尊敬されたいという強い欲があるので、特に若手男子は社内の女性関係のネタは表に出ないよう細心の注意を払う必要があります。

殆どの飲み会は行かなくても支障がない

気の合う人や関心のある人といくのは有意義だと思いますが、それ以外の大人数での飲み会や、好きでもない上司同僚との飲み会は、時間とお金の無駄です。歓送迎会だけに絞って参加し、二次会は行かないというスタンスで十分かと思います。私が若手の頃は、先輩の誘いは残務があろうが断れないもの言われてましたが、本当に馬鹿馬鹿しい限りです。飲みニケーションは高年齢になる程重視する傾向もありますので、偉い人と早く仲良くなりますので、焦ることもあると思いますが、それがなくても必要なコミュニケーションは時間が経てば取れるようになります。飲み会の多くは、しょうもない武勇伝と、稚拙な会社改革案を聞かされるだけの無駄な金と時間です。あのお金と時間が今あれば・・と心から後悔しています。飲まないキャラになってしまう方が楽です。

会社以外で自分の世界を持っていないと孤独になる

恋愛は別として会社以外で自分が打ち込めるものがないひとは、色々試して作っておくと良いと思います。私は会社の公的なゴルフコンペお断りで、会社の同期か高校時代の友人とだけしかいきません。なんでも良いですが、平日の夜や土日に会社と関わらないで楽しめること、夢中になれることを持っておくのはメンタルの健康を保つためにも非常に重要です。特に歳をとればとるほど、新たな趣味や友人を作るのは非常に難しくなりますので、趣味がない人でも学生時代の友人とは少人数で年に数回は会うようにしていくなど、社外で自分の世界を持っておくと人生の充実感が全然違ってきます。ちなみに私は社会人になってからは、自分では趣味と言えるものない人だとずっと思い込んでいましたが、学生時代の友人からバンド再結成に誘われ、以来それを趣味と言えるようになりました。

大人の難しさ

色々と書いてきましたが、大人たちは皆、表面上は賢く大人のふりをしているので、本音はなかなか言いませんが、裏では色々と思惑を持って動いています。なので表面的な言葉に踊らされていたと後になってみて気づくことも多いです。それを分かった上でうまく付き合う方法をそれぞれが模索する必要があります。それもこれもお互い様なので、当然こちらも安易に本音をペラペラと話すべきではありません。会社は学校とは違うことを理解した上で慎重な行動をとっていくべきです。

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